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2020年3月2日

老後に必要な資金を貯める方法とは│学校じゃ教えてくれないマネーリテラシー講座


将来のお金の不安。老後のためにもお金を貯めたいと思っている方は沢山いらっしゃると思います。

今回は、前回に続き子ども達にも正しいお金の知識を教えたいと活動されている金融教育アドバイザーの平井 希京(ひらい ききょう)さんにお金の置き所を考える事をテーマにわかりやすく教えて頂きました。

前回の記事はこちら

コツコツ貯金でお金は増えない⁈

「皆さんはきっと親御さんから『無駄遣いばっかしないでコツコツ貯金しなさい!』みたいな事を言われてきた経験はあるかと思います。」

「そうですね。」

「そのコツコツ貯金はどっから来たの?って話をまずはしたいと思います。御覧頂きたい資料はこちらです。」

「こちらの資料。このグラフは、1974年〜2020年までの郵便貯金の利率の推移を表しています。」

「このグラフを見てもらうとわかるのですが、1974年から80年辺り。80年代は所謂バブルの時ですね。一番高い時は利率が12%もあったんですね。これは例えば100万円の貯金をしてれば、翌年は112万円になったという事です。」

「前回の記事でもおっしゃってましたが、今の銀行・郵貯の利率って約0.001%を考えるとすごい差ですね。」

「ですよね(笑)1974年から1990年辺りまででも平均8%以上あったので、もしこの時期に毎月5万の貯金をしていたら、20年で貯金総額は、1,200,000円。この20年間複利8%が効いたと考えると、20年目には2,840,000円を超える金額になります。(複利シミュレーションより)今では考えられない資産形成力ですよね。」

「この時代を経験していたのが、私達の親世代なんですね。なので、お金のことを勉強してこなくても、お金の置き所を意識しなくても、コツコツ、郵便"貯金"しておけば、資産形成できていた世代なんです‼」

「なるほど。そういう時代を生きてきたから貯金しなさいって言ってるんですね。」

「そうなんです。もう少しこの"コツコツ貯金"の文化を掘り下げていくと、話は戦中に遡ります。ご覧いただいてるこのポスター、これは日本が戦時中に、その軍費を賄うため、国民に貯蓄を推奨していたんですね。」

「このようなポスターは他にも何種類かあり、この時代からせっせと働き、切り詰めて生活をし、コツコツ貯金(貯蓄)をする風習が根付き始めたと考えられます。」

「昔は郵便貯金の利率は最高12%、8%台が約20年も続いていた時もありましたが、今の利率は0.001%。」

「だから、コツコツ貯金が正しかったのは昔の常識で今は違うんだよって事を認識する事が大事です。」

老後の資金を貯めるためにはどうすれば良いのか?

「もし、仮に4,000万円を貯める事を考えた時に、じゃあ何歳の時から、いくらぐらい貯金しておかないと4,000万円にならないかというと、結構怖いデータなんですが、今の銀行預金の利率(約0.001%)で考えると、20歳から約毎月8.3万円の貯金をしないと60歳には間に合わないんですね。」

「20歳から毎月その金額は辛いですね。」

「しんどいですよね。お金を貯める、増やすということを考えた時に、なにも利率0.001%の銀行預金や、郵便貯金という手段しかないわけではありません。それが次回のテーマにも繋がってくる、"お金の置き所"という話です。」

「例えば仮に、1%成長するような所にお金を預ければ、同じ20歳の時に4,000万円貯めるとなると、月々6.7万円まで下がるんですね。まだきついですが、少し楽になりましたよね。」

「ここでお伝えしたいのは何かというと、せっせとコツコツ貯金が正しかったのは昔の話。これからは、"お金の置き所"を意識して実践していく必要があるということです。」

※次回は、資産を作る為に必要な『お金の置き所を考える』についてになります。

専門家

平井 希京(ひらい ききょう)
金融教育アドバイザー。東カレ倶楽部公認インフルエンサー。ビューティージャパン東京グランプリ。ビューティージャパン2019 ベストキャリアアワード受賞。

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