首を長く見せるためのセルフケア（動作分析のプロが教える！）

皆さんは首が前に出ていたり、姿勢が悪くて首が短く見えると悩んだことはありませんか？

今回は健康美研究家であり理学療法士免許をもつ横手 香菜(よこて かな)さんに首を長く見せるためのセルフケア方法を教えてもらいました。

首が短く見える原因とは

「今日のテーマは「首を長く見せるためのセルフケア」です。首が短く見えてしまうとお顔も大きく見えてしまいます。

首が短いと感じる方で、猫背になっている方や肩こりを感じる方、頭が前に出ている方は、今回ご紹介するセルフケアで首が長く見える可能性があります。」

「首が短く見える原因の一つに、姿勢が考えられます。長時間のデスクワークやスマホ操作をする方は、肩が前に出て猫背で頭が前に出ませんか？

そうすると自然と首が短く見えてしまいます。首を長く見せるためには首のケアももちろんなんですが、姿勢をもとの位置に正すことが重要になります。」

「猫背の方は、肩甲骨が背骨からどんどん離れていっています。なので首を長く見せるためには、首のケアだけではなく肩甲骨からセルフケアをすることが重要です。」

「それでは、まずは外に広がってしまった肩甲骨を元の位置に戻すセルフケアからやっていきましょう！」

肩甲骨のセルフケア方法

「まずは、足を伸ばして座ります。」

「指先を自分の身体と反対方向につきます。この時指先が自分の身体方向に向かないように気を付けましょう。」

「この状態から肩甲骨を背骨に寄せます。寄せたときに、肩甲骨が下に下がるようなイメージです。」

「それでは、姿勢と顔を連動させていきます。先ほどの肩甲骨を寄せている時には目線を上げ、肩甲骨を外に開いている時は目線を下にします。これを10回繰り返します。」

「この動きで頭の位置が修正された方は、首ではなくて肩甲骨に問題があったということが分かります。続けてみて下さいね。」

首周りのセルフケア方法

「2つ目は首回りのセルフケアです。先ほどの肩甲骨のセルフケアをしても首が前に出ていると感じる方は、胸鎖乳突筋という筋肉がはっている可能性があります。

首を回旋させて、耳の後ろに出てくるスジが胸鎖乳突筋です。左右についている筋肉なので、それぞれ位置を変えながらつまんで緩めていきます。」

「左右どちらも30秒ずつほぐしていきましょう。」

首の後方のセルフケア方法

「3つ目は首後方のセルフケアです。肩甲骨と首をつなぐ筋肉をほぐしていきます。この筋肉がはっているとイカリ肩に見えて、なんとなくゴツい印象を与えてしまいます。しっかりとセルフケアをしていきましょう。」

「まず、片手を後ろにセットします。肩甲骨が少し下にセッティングされるイメージです。この状態から反対の手で首が伸びるように抵抗を加えていきます。」

「これを左右どちらも30秒間行っていきます。余裕のある方は、頭を少し下に倒してみましょう。首の後ろが伸びているのを感じて下さい。」

肩周りのセルフケア方法

「最後に、肩のセルフケアをしていきます。姿勢が悪いと、首・肩周りの循環がよくないので、肩を大きく動かしていきます。

肩を触って、肘で円を描くイメージで動かしていきます。これを左右30秒ずつやっていきましょう。」

「肩甲骨が動いているのを感じ取れるとなお良いです。可能な方は、出来るだけ大きな円を描いてみて下さい。」

専門家

横手 香菜(よこて かな)
株式会社Healthy room代表。
健康美研究家。
理学療法士免許保有。

・ビューティージャパン東京大会2019男子専科賞
・ビューティージャパン日本大会2019モストインフルエンシャルオブザイヤー賞
・fincアンバサダー
・資生堂化粧セラピスト
・メディカルアロマインストラクター

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