小顔効果あり！ヘッドマッサージのやり方（動作分析のプロが教える！）

美容室やエステで施術してもらえるヘッドマッサージ。

今回は健康美研究家であり理学療法士免許をもつ横手 香菜(よこて かな)さんに、小顔効果のあるヘッドマッサージを教えてもらいました。

今回は小顔効果の期待できるヘッドマッサージをご紹介。

「今回のテーマは『小顔効果の期待できるヘッドマッサージ』です。ヘッドマッサージは美容室やエステで体験できるイメージですが、実は自分でもケアすることが出来ます。

しっかりと頭の筋肉をほぐして、小顔効果が期待できるセルフヘッドマッサージを一緒にやっていきましょう！」

ヘッドマッサージの効果について

「ヘッドマッサージを実践する前に知ってもらいたいのが、『頭もむくむ』ということ。皆さんは知っていましたか？

人間は交感神経が過剰に優位になると血管が収縮して、血行不良になります。そうすると眼精疲労や冷え、顔のむくみなどの症状が出てしまいます。

しっかりと頭の筋肉をほぐすことによって、そういった症状を解消し、小顔効果も期待できます。美容面と健康面の双方に良い影響を与えることが出来るんです！」

ヘッドマッサージ1：おでこのマッサージ

「まずご紹介するのは、おでこのマッサージです。おでこには『前頭筋(ぜんとうきん)』という眉を上げる作用の筋肉があります。」

「前頭筋をマッサージすることによって、顔のリフトアップやおでこのシワ防止、または目が開きやすくなったりします。

それでは前頭筋をほぐすために、眉上・おでこの中央・生え際の3か所をマッサージしていきましょう。」

「両手をグーにして、3か所を各5秒ずつ下から上に圧をかけるようにマッサージしていきます。」

「3か所5秒ずつのマッサージを3セットほど行いましょう。」

ヘッドマッサージ2：頭の後ろのマッサージ

「続いては、後頭部のヘッドマッサージを行います。『後頭筋(こうとうきん)』という筋肉は、後頭部の中央あたりにある少し出っ張った骨の上周辺にあります。この筋肉は先ほどマッサージした前頭筋と繋がっているので、後頭筋にも眉を上げる作用があるんです。

また、首と頭を繋いでいる『後頭下筋群(こうとうかきんぐん)』も一緒にケアしていきましょう。」

「後頭下筋群は目の動きと連動しているので、硬いままだと眼精疲労にも繋がってしまいます。しっかりとほぐしていきましょう！

後頭筋は大きいので、後頭部の色んなところをほぐして大丈夫です。30秒間ほど指圧していきましょう。」

「首の方まで指圧することで、後頭下筋群も一緒にケアすることが出来ます。」

ヘッドマッサージ3：頭のてっぺんのマッサージ

「次に、先ほどマッサージした2つの筋肉前頭筋と後頭筋を繋ぐ『帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)』をマッサージします。頭のてっぺんにある帽状腱膜は名前の通り筋肉ではないので、血流や酸素、栄養素が滞りやすい場所です。」

「ここが硬いと、抜け毛や枝毛にも繋がってしまいます。なので、こちらも一緒にケアしていきましょう。

4本の指を頭のてっぺんにセットして、皮膚を内側に寄せたり外側に引いたりしてマッサージします。」

「シャンプーをする感覚で、ガシガシとやっていきましょう！これを30秒間行います。」

「早くてもゆっくりでも大丈夫です。自由にほぐしてみてくださいね。」

ヘッドマッサージ4：頭の横のマッサージ

「最後は頭の横についている『側頭筋(そくとうきん)』をほぐしていきます。名前の通り、頭の横についている筋肉で、ものを噛むときに使う筋肉の1つになります。」

「歯ぎしりや噛み癖がある方は側頭筋が発達しやすいです。ほぐすことで、小顔効果が期待できます。

まずは側頭筋の位置を確認します。手をパーにして耳の上に置き、奥歯をぐっと噛んでみましょう。その時にボコッと盛り上がるところが側頭筋です。」

「側頭筋の場所がわかったら、前から後ろにかけてリフトアップするようにほぐしていきます。30秒間行いましょう。」

「マッサージしている間に側頭筋の場所が分からなくなってしまったら、もう一度噛んで位置を確かめてみて下さいね。」