あなたの腰痛はどれ？タイプ別・腰痛に効くストレッチ(解説編)

病院に行ってもなかなか原因がわからない腰痛。実は腰痛にもタイプがあるのを知ってますか？

今回はお子さんからお年寄りまで、様々な世代の体の悩みを解決されているパーソナルトレーナーAYANOさんに正しい腰痛対処方法を教えて貰いました。

腰痛にもタイプがある

「今回は腰痛のお話をしたいのですが、実は色んなタイプがあります。

例えば背中が丸くなっているor反っている、右が痛いor左が痛い、背骨が痛いor筋肉が痛いetc…。どんな症状がでているかによって、ケアや改善の方法が変わってきます。」

「ああ、一概に腰痛だから改善方法が同じってわけじゃないんですね。」

「そうなんです。腰痛といっても、腰痛という病名は無いです。ただ、病名のつかない腰痛というのが大体7割前後を締めているといわれています。」

「確かに自分も腰痛で病院にいった事ありますが、原因がハッキリとわかりませんでした。」

「ですよね。レントゲン・MRIを取っても、別に骨も筋肉も大丈夫って事多いですよね。

病院で検査をしたあとに、『骨や筋肉に異常がないけど、腰痛がある』というご相談がとても多いのが現状です。

まずは、細かくどのあたりが、どんな風にすると痛むのか、などを確認します。それから、痛みが起きている理由を見つけていきます。それに合わせたケア方法、改善方法をしていくことが腰痛改善の近道です。」

腰痛タイプ別ストレッチについて

「細かく行き過ぎるともっとあるのですが、今回は5つのストレッチをご紹介いたします。

まずは、普段から背中が丸まっている人。背中が丸まっている人ってももの後ろやおしりの筋肉が張ってしまっている状態なんですね。こんな感じで。」

「ああ、確かにそうですね。」

「なので、普段から背中が丸まっていて腰痛の方には、ももの後ろとおしりに効くストレッチを行います。

また、逆に普段の姿勢から反っている方。例えば背筋のトレーニングのしすぎの方や女性でヒールを履いている人にも多いのが、前ももや股関節の前側、背中の広背筋あたりの筋肉の縮まりです。」

「ああ、確かに。先程とは逆な部分に負担がかかってますね。」

「そうなんです。なので今回はこの5つをご紹介します。

本当は私達トレーナーが原因を突き詰めて、その方に合わせてストレッチやトレーニングをするのですが、分からない場合は全部やってみて、体が楽になったストレッチを見つけてもらえれば良いと思います。」

腰痛に効くストレッチ1：ももの後ろに効くストレッチ

「それではももの後ろをストレッチしていきます。できれば膝を伸ばしたまま、片方の足を伸ばしていきます。膝の裏からももの後ろまで全体を伸ばしていきます。」

「伸ばしている時に膝の裏だけが伸びてしまう場合は、膝の裏が固い場合があるので、その場合は無理をせずに膝を曲げておこないましょう。」

腰痛に効くストレッチ2：おしりに効くストレッチ

「次はおしりに効くストレッチです。仰向けになって、片方の足をもう片方のももの上にくるぶし辺りをかけます。

床についている方の足に手を組んで、ぐっと体の方に寄せます。」

「こうする事によってお尻からももの裏側の筋肉に効きます。さらに(お尻を伸ばしている方の脚)膝を逆側に腰の方に近付けていくと、外側のおしりの筋肉に効かせる事が出来ます。

手が組めない方は、無理して手を組まずに、膝などを支えて補助をしましょう。」

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専門家

AYANO(あやの)
フリーパーソナルトレーナー。パーソナルトレーナーをメインにインストラクターとしても活動中。

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