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あなたはどのタイプ?消化が苦手な栄養素のタイプとは(糖質・脂質・タンパク質・乳製品)

ライフスタイル


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実は人によって消化が苦手な栄養素がある事を知っていますか?

今回は表参道・吉祥寺で運営をされているパーソナルジム「ハビトレ」に所属しているトレーナー・管理栄養士の上杉 理恵(うえすぎ りえ)さんにそれぞれの消化が苦手なタイプの人の特徴を教えてもらいました。
※取材は2020年2月27日に行いました。

上杉さんの「食生活トレーニング」の体験レポートはこちら

人によって消化が苦手な酵素がある。


上杉 理恵(うえすぎ りえ)さん。パーソナルジム『ハビトレ』所属トレーナー・管理栄養士。食事相談や運動指導、栄養に関するセミナーなども開催している。

「前回の記事でもお聞きしましたが、人によって苦手な栄養素があるんですよね。」

「そうです。4タイプありまして、糖質脂質たんぱく質乳製品の消化が苦手なタイプの人がいます。」

「1つだけじゃなく、糖質と脂質の消化が苦手みたいな複合タイプもいます。どういうタイプかは色々な要素で最終的に判断をしますが、どの食べ物を好むかなど嗜好性が判断しやすいです。

タイプの違いの例でいうと、例えばタンパク質の消化が苦手なタイプの人が、流行りの糖質制限をしてもあまり意味がなかったりしますね。」

「ああ、タイプによって効果が合う・合わないってのがあるんですね。」

「そうですね。糖質消化が苦手なタイプの人には、糖質制限のダイエットは効果的ですが、タンパク質消化が苦手な方がやるとタンパク質が上手く消化できず、体調が悪くなることもあります。」

「なるほど。それは知っておかないと無駄なダイエットになりますね。」

糖質の消化が苦手なタイプの特徴

糖質消化が苦手なタイプの特徴って何ですか?」

「糖質消化が苦手なタイプは、ごはん・パン・麺類・スイーツなど炭水化物の物を好む傾向にあります。主食系のものが好きな方が多いですね。

後、食後に眠くなりやすい方は糖質消化が苦手なタイプかもしれませんね。」

「ああ、自分も食後は結構、眠くなります。」

「ならそのタイプかもしれませんね。後、末端冷え性など手先や足先などの冷えにお悩みの方も多いです。」

「このタイプが悪化するとどういう病状が出たりするんですか?」

「血糖値の変動が多いので、糖尿病のリスクが心配です。

また、血糖値の乱降下は気分の浮き沈みにも影響すると言われています。」

「精神面にもダメージが来るんですね。糖質消化が苦手な方はどのように対処すればよいですか?」

「血糖値のコントロールが一番大事になってくるので、まずはタンパク質を摂る事がポイントになりますね。また、朝食を抜くと血糖値が変動しやすくなるので、三食食べるようにした方が良いと思います。

後、糖質の消化を助けるため、糖質の消化酵素であるアミラーゼを含む食品がオススメです。例えば、大根や山芋、バナナが代表的ですね。酵素は加熱することで死活してしまうので、非加熱で食べると良いです。」

脂質の消化が苦手なタイプの特徴

「次に脂質消化が苦手なタイプの特徴って何ですか?」

「脂質消化が苦手なタイプの人の特徴は、味の濃い料理を好む傾向にあります。例えば、辛い料理とかスパイシーな料理とか。油ものを好む傾向にありますので、有害ミネラルが蓄積しやすい体質だと思います。

人間ドッグなどで、コレステロールでひっかかりやすい人もそのタイプの可能性が多いですね。」

「このタイプが悪化するとどんな病状がでるんですか?」

「有害ミネラルが溜まると、片頭痛や生理痛が重くなったりします。後は倦怠感が出やすくなったりとか。有害ミネラルが多いと、体に必要なミネラルやビタミンが吸収しにくいので、いくらサプリメント飲んでも上手く吸収できなくなってしまいます。」

「なるほど。このタイプは改善するためにはどうすればいいですか?」

「改善するには、意識的に油の量を抑える必要があります。例えば同じ油でも魚の油の方が身体に良いので、お肉ではなく魚を選ぶとか。肉でも脂質の少ない赤身の物を食べた方がいいです。

後は、同じ油でも亜麻仁油(アマニオイル)とか荏胡麻オイル(えごまオイル)を使うと良いです。」

「このタイプが糖質ダイエットをしても効果は無いのですか?」

「一定の効果はあると思いますが、糖質消化が苦手なタイプの人ほど効果は出ないと思います。脂質を抑えた方がダイエットになると思います。」

タンパク質の消化が苦手なタイプの特徴

「次にタンパク質の消化が苦手なタイプの特徴って何ですか?」

「このタイプの特徴は、卵や肉、魚が好きな方に多いタイプです。そういう食べ物を食べないと『食事を食べた気がしない』って言う人も多いですね。

後は、お食事の時に飲み物を沢山飲まれる方もそうかもですね。」

「飲み物を多く飲む人がそうなんですね。」

「胃酸の分泌が悪いので、水で流しているって感じなんですね。

病状で言うと体力的な疲労感よりも精神的なストレスが多くなります。メンタル面のケアが必要になりますね。」

「なるほど。改善するためにはどうすればいいですか?」

動物性のタンパク質を食べるのを控えて頂くのが良いですね。肉と魚、肉と卵など動物性のタンパク質の重複を避けていただくと良いです。

後は、タンパク質の消化吸収には、プロテアーゼという酵素が必要になるので、沢山入っている食べ物を摂ると良いと思います。パイナップルとかキウイ、リンゴなどの果物や玉ねぎなどは沢山入っているのでオススメです。」

「このタイプの方はダイエットするならどうすれば良いのですか?」

「動物性のタンパク質は脂質が多い部位もあるので、脂質の摂りすぎになっていないかに注意する必要があります。

また、過剰摂取されたタンパク質は皮下脂肪として蓄積されるので、タンパク質量が適正か見直すことが大切です。」

乳製品の消化が苦手なタイプの特徴

「最後に乳製品の消化が苦手なタイプの特徴って何ですか?」

「このタイプの人は少ないのですが、乳製品がお好きな人に多いですね。牛乳やヨーグルト・クリーム系のものが無いと物足りなく感じる人とか。」

「確かにあまりいなさそうな感じですね。」

「でも、たまにいたりするんですね。このタイプは乳製品の消化も悪いのですが全体的に消化吸収悪いですね。見た目も痩せ型で一見不健康そうに見えるタイプですね。」

「なるほど。このタイプが悪化するとどんな病状がでるんですか?」

「何を食べても体調が悪くなりやすいタイプで、お腹を下しやすいタイプですね。結構、胃腸器系の悩みを持っている人が多いと思います。」

「なるほど。改善するためにはどうすればいいですか?」

「このタイプは特殊なので、一度、栄養療法専門のクリニックで診察をしてもらった方が良いと思います。

後、乳製品のものは避けて、調子が悪くならない自分に合う食べ物を探す事が必要だと思います。また、胃腸の状態に不調がある方は、腸内環境が荒れている可能性があるので、グルテンフリーの食べ物などがオススメですね。」

専門家

上杉 理恵(うえすぎ りえ)
パーソナルジム『ハビトレ』所属トレーナー。管理栄養士。保有資格:、アスリートフードマイスター、雑穀マイスター、薬膳アドバイザー、漢方養生指導士初級。食事相談や運動指導、栄養に関するセミナーなども開催している。



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