シミを徹底的に隠す！！「メイクの消し方」と「スキンケアの消し方」

今までに1,700人以上を美しくして来たパーソナルメイクトレーナーの池内ひろこ(いけうちひろこ)さんが、メイクでのシミの隠し方と、スキンケアでの薄め方をご紹介します。

美容の天敵、シミ。どうやって隠せばいいの？

「顔にシミがあると、全体と印象が老けて見えたり、顔がくすんで見えたり、疲れて見えてしまいますね。実は私も頬とこめかみにシミがあり悩みの種です。」

「そうなんですか？ そうは見えませんが……」

「それはシミを上手く隠しているからです（笑）シミは、大きさや濃さによって隠し方が違います。まずは、メイクでシミの消し方のポイントをお伝えします！」

シミを隠すにはオレンジのコンシーラーを使う！

「説明用に分かりやすくするため、シミを作ってきました(作り物とは言え、ちょっと切ない・・・泣)

今日はこのシミを隠していきますよ！皆さんは、普段使っているファンデーションでこういった大きな濃いシミを隠そうとしていませんか？

今回1つ目のポイント！なんと！！シミはファンデーションでは消えません！」

「普段使っているファンデーションでは、色味が薄すぎてシミが隠れきれずグレーに透けて見えたり、逆に悪目立ちしてしまうケースがよくあります。

そこでポイントとなるのが、『オレンジ色』です！ご用意頂くのは、オレンジ色のコンシーラーです。」

「今回私が使うのは、ベンナイさんのコンシーラーを使用します。もしプチプラで選びたいならキャンメイクさんのカラースティックコンシーラー 03アプリコットがオススメです。

4色入っているコンシーラーで、色の調整がしやすく愛用しています。舞台で使う方もいます。このコンシーラのうち、オレンジ色を使っていきます。ブラシにオレンジ色のコンシーラーを取ります。シミの形に沿って色を乗せます。

よくあるNGが、シミより大きく塗っている人！いかにも『隠したい』っていう厚塗り感が出て、逆に悪目立ちさせます。隠したいのに本末転倒ですよね(笑)動画からかなり慎重に乗せているのが伝わるでしょうか＾＾隠したい時は、これくらい慎重に！」

「少しでもシミからコンシーラーがはみ出してしまうと、乗せた感が出てしまうんです。ほんのちょっとだけ周りをぼかして完成です。」

更にもうひと手間。パウダーを重ねて落ちにくいメイクへ。

「コンシーラーとブラシでここまで消えました！キレイに消えましたね。でも、このままではすぐにコンシーラーが剥げてしまうので、長持ちする裏技としてパウダーを重ねましょう！

フェイスパウダーでもいいですし、ファンデーションでも大丈夫。今回は私がよくメイク直しで使っているbereMinerals(ベアミネラル)さんのオリジナルファンデーションを使用します。」

「ファンデーションの蓋に粉を取って、アイシャドウブラシにお粉を取ります。先程コンシーラーで隠した部分に静かに置くように重ねます。サッサと筆を滑らせると、下のコンシーラーが剥がれてしまいます。ぺたぺた感がなくなるまでパウダーを重ねたら完成です！化粧持ちがぐんと長くなるので、最後のひと手間まで丁寧に行いましょう。」

シミをなくす味方、ハイドロキノンとは一体？ 点と面から攻めていく！

「次にスキンケアでのシミの薄め方をご紹介します。私もシミに悩んで、最終的に今たどり着いているのが、ハイドロキノンという成分です。

ハイドロキノンは『お肌の漂白剤』と呼ばれるほ程とても強力な成分で、メラニンを分解する力があると言われています。ハイドロキノンはとても酸化しやすい商品で、以前購入した別の商品は洗面所に置いておいたらすぐ酸化して黄色くなってしまいました。なので、ハイドロキノンを選ぶときは酸化しにくいものというのが私の中での1つのポイント。

実際に使ってみて効果があるなと思ったものを２つご紹介しますね。1つ目がLANTELNO White HQ Creamです。内容量が10gと小型ですが、これをスポット的に気になるシミに塗るとだんだん薄くなっていきました。ニキビ跡にできたポツンとある薄いシミに有効でした」

「もう1つが、HQツインエッセンス。中に2種類の液体が入っていて、これを混ぜて使うことで新鮮なハイドロキノンが発生してシミが薄くなっていきます。」

「HQツインエッセンスは、保湿剤みたいにお顔全体に使って頂ける珍しい商品です。お顔全面をケアしたい方にお勧めします。

では、LANTELNOのWhite HQ Creamを、少し出してみます。クリームを伸ばしていきます。実際にはこんなに使いませんが(笑)気になるシミにちょこんと塗っていく感じです。」

「次が、メイフラワーさんの、HQツインエッセンスです。LANTELNOさん
がハイドロキノン5%に対して、メイフラワーさんは4%で。『濃度が薄いから効果がない』というわけではなくて、2つの液剤を混ぜてハイドロキノンを発生させて、徐々にその濃度を上げる仕組みなんです。すごい面白い発想です。

まず左側のポンプを押します。水みたいに透明です。とろーってしてます。次に右側の白いクリームを1プッシュ出します。透明のジェルと白いクリームの2液を混ぜると、ほぼ透明な液体に変わります。これを手に広げてお顔全体に伸ばします。

ハイドロキノンは紫外線に当たるとよろしくないので、私は夜のスキンケア後に付けています。」

まとめ

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専門家

池内 ひろこ(いけうち ひろこ)
「人生は、”メイク”で変えられる」を信念に、1,800人以上の女性を美しくしてきた。
美容部員、メイクスクールの指導責任者を得て独立。現在は、マンツーマンのメイクレッスンや、コンテストのバックステージディレクター、コラムニストとしてメイクやスキンケアに関する執筆を行う。

・Beauty Japan日本大会2021バックステージディレクター
・Beauty Japan日本大会2019
（ロイヤーズコーチング賞・ベストビジョンプランニング賞受賞）
・東京カレンダー公認インフルエンサー

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