どこまで塗るか丸分かり！アイシャドウの塗り方(基本編)〜人気の3CEアイシャドウパレットで解説！〜

今までに1,700人以上を美しくして来たパーソナルメイクトレーナーの池内ひろこ(いけうちひろこ)さんに、前回は多色パレットの色の選び方を解説しました。
今回はアイシャドウの塗り方・基本編をお伝えします。

アイシャドウは何色使えばいいの？

「アイシャドウは３色使いが基本です。もちろん、１色や２色、4色以上もOKですが、一番簡単に目を大きく見せやすい３色をお勧めします。

『３色の選び方が分からない！』という方は、前回の記事をご覧くださいね。多色アイシャドウパレットから色を選ぶ方法

今回も3CEのアイシャドウパレットから、次の3色を、ベース・ミディアム・シェードとして使用します。」

アイホールってどこまで？

「アイシャドウの解説に、こういったイラストがよくありますね。
でも、自分の目に当てはめると、その線はどこまでなんだろう？って思ったことありませんか？
骨の形や、目の形（二重や一重）によってアイシャドウの塗る範囲は異なります。つまり、人によってアイシャドウを塗る範囲は違うんですよ！

「まず、ベースカラーから始めましょう。」

「ベースカラーはその名の通り、アイシャドウで下地になる色ですよね。でも、どこまで塗って良いのか分からないんですよね。」

「その場合はそうですよね。頭蓋骨をイメージして頂くと、すごい分かりやすいです。

アイメイクでよく聞く『アイホール』。頭蓋骨の中で目ん玉が入っている穴が、アイホールなんです。この形は人によって違います。」

「アイホールを見つけてみましょう！

指で眉の下を押すと、骨がコツっと当たって、次にグニュっと入るところがあります。この入る境界線がアイホールです。ここまでベースカラーを塗って大丈夫。」

一重か二重で、アイシャドウの塗る範囲は違う

「2色目のミディアムカラーに移ります。ミディアムカラーは、目の際から1-2mm上まで塗ります。

ここまで塗ると、目を開いた時でも、ミディアムカラーがしっかり出て、目を大きく見せる効果があります。」

「テレビや雑誌に出てくるのは、キレイな二重のモデルさんばかりですよね（泣）一重や奥二重の人はどうしたら良いですか？」

「塗る範囲は目の形で変わってきます！ポイントは、目を開けた状態で、色が見えていること。そのため、二重か一重（奥二重）かで塗る範囲は、下のイラストのように変わってくるんです」

３色目の塗り方に注意！ 塗り方次第で、目を小さくしてしまうことも

「次に、シェードカラー（３色目）です。シェードカラーは、「目のキワから1-2mmの位置に塗ります。」

「どこまで塗ったら良いですか？」

「二重さんの場合は、一番広くて二重の半分まで。二重幅を全部塗りつぶすと、目が小さく見えてしまいますので、気をつけましょう。

奥二重さんや一重さんは、まぶたで隠れてシェードカラーが見えにくいです。そのため、『３色目を塗らない！』という方が多いんですが、目をつぶった時に他の人からは見えてますからね（笑）スマホを見てる時とか丸見えです。自分では見えにくい部分ですが塗るようにしましょう。

あとは、『シェードカラーがいつも先になくなる』という方は、シェードカラーを塗りすぎているかもしれません。以前、1cmくらいの幅で塗っている女性を見かけたことがあります（笑）アイシャドウの主役はミディアムカラー（２色目）なので、シェードカラーはガツガツ塗らなくて大丈夫なんですよ。」

「それでは塗っていきましょう。ベースカラーを筆にで取ります。アイホールへ、骨の形に合うように、乗せていきます。」

実際に塗るとこんな感じに

「それでは塗っていきましょう。ベースカラーを筆に取ります。アイホールへ、骨の形に合うように、乗せていきます。」

「ミディアムカラー（２色目）はこの色を使っていきます。これをワイパー状に下から上に、山なりに広げていきます。ここから目の形によって、アイシャドウの塗る範囲が違ってくるので注意しましょう」

「最後にシェードカラー（３色目）を塗ります。
アイシャドウをチョンチョンと少なめに筆にとり、目の際から1-2mmに塗ります。二重の方は、二重幅を塗りつぶさないように注意して！」

下まぶたにアイシャドウ、塗ってる？

「下まぶたにもアイシャドウを塗っていますか？」

「いえ、下まぶたの塗り方もよくわからないので、いつも上だけで済ませてしまいます……。」

「もちろん、上だけでもオッケーです。でも、下にもアイシャドウを塗ると、目がより大きく見えるんです。今回は下まぶたのアイシャドウにも挑戦してみましょう。」

「どこまで塗って良いのか分からないんです。。。」

「下まぶたのアイシャドウは、涙袋の線まで塗っても大丈夫です！人によって涙袋の厚さは違うので、アイシャドウを塗っても良い範囲も、おのずと人によって違ってきます。」

「それでは、塗ってみましょう。上まぶたに使った色と同じ色を使っていきます。

ベースカラーをブラシにとって、涙袋の線に沿って入れていきます。目頭側から入れると、キレイにできます。」

「ミディアムカラー（２色目）も同様に入れます。横幅は、目幅の約半分くらいを目安にしましょう。

昔は雑誌で1/3と言われていましたが、最近は下まぶたのメイクは濃いのがトレンドです。
目尻から初めて目頭に向けて、真ん中くらいでスッと抜けていきます。」

「最後に、シェードカラー（３色目）です。

目のフチから涙袋の先までの縦幅1/3だと自然に、1/2だとよりハッキリ、2/3までいくとバッチリな印象と、塗る幅を変えることによって、目の印象を変えることが出来ます。お好みでこの幅を変えてみて下さい。」

「まず、幅1/3から。下まぶたにアイシャドウをのせたことがない人は、これくらいから始めましょう」

「1/2幅まで広げていきます。」

「2/3までシェードカラーを広げてみましよう。」

「シェードカラーの塗り幅だけでも、こんなに印象がガラっと変わるものなんですね！」

「そうなんです！

『ここまで塗って良いんだ』とか、『下まぶたに塗って良いんだ』など、何か一つでも発見があったら、嬉しいです。」

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専門家

池内 ひろこ(いけうち ひろこ)
「人生は、”メイク”で変えられる」を信念に、1,800人以上の女性を美しくしてきた。
美容部員、メイクスクールの指導責任者を得て独立。現在は、マンツーマンのメイクレッスンや、コンテストのバックステージディレクター、コラムニストとしてメイクやスキンケアに関する執筆を行う。

・Beauty Japan日本大会2021バックステージディレクター
・Beauty Japan日本大会2019
（ロイヤーズコーチング賞・ベストビジョンプランニング賞受賞）
・東京カレンダー公認インフルエンサー

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